GPM WORLD

   
ストーリー 第2次世界大戦終結。
それは、突然現われた『黒い月』と『幻獣』によってもたらされた。幻獣は確たる理由も不明のままに人類を襲い、人は種の存続のために幻獣との闘いを余儀なくされる。
1997年、人類は劣勢によってユーラシアより撤退、幻獣軍は九州から日本への上陸を開始。
1998年の人類側の惨敗を機に、政府は新たな法案を可決する。幻獣軍の本州上陸を阻止するための『熊本要塞の戦力増強』、そして『14歳から17歳までの少年兵強制召集』。
徴兵されたひとりの少年の視点で、物語は語られる。
   
システム プレイヤーは徴兵されたパイロット候補生の少年『速水厚志(はやみ・あつし)』となって尚敬高校に通い、学園内に設営されている5121小隊に所属。勉学に励みつつ訓練や仕事をこなし、正式パイロットとなって戦場に出て行く。
幻獣軍からの防衛、人類の勝利が基本的な目的だが、学園生活の中には恋愛もあればトラブルもある。恋人や親友を作ったり、猫と会話してみたり喧嘩もやっちゃったり。皆で遊びに行っても良い。戦闘だけでなくそういったイベントを楽しみつつ、最終的に人類の勝利を掴み取りたい。
ストーリー的にかなり自由度が高いので、勉学や訓練そっちのけで遊びまくる事も可能。ただし、周りの仲間からの評価激減は必至。
ちなみに戦闘モードでは自分以下、戦闘参加者全員に戦死の可能性がある。当然、戦死してしまった人間は戻っては来ない。自分が戦死した場合は即ゲームオーバーとなるので、そうならないためにも最低限の義務は果たしておいた方が良い。
学園モードで仲間と共に青春を謳歌し、その中で突然起こる戦闘モードで士魂号という人型兵器に乗り込み、幻獣と闘うことになる。戦闘は戦区マップでのターン制で進行する。
ゲーム期間は1日毎のスケジュールで3月4日から5月10日まで。エンディングは人類の優劣の度合やイベントの消化率などで分岐するマルチエンディング。
   
プレイレポート 正直、もの凄くキッツイっすね。全体的に。授業に出ながら訓練や仕事もこなし、対人関係に気を遣いつつ兵器のメンテナンス。いきなり校舎雨漏りしたりするし。上手い具合に進まない事もあるし、戦闘は後半かなりきついし。中毒性があるとは聞いているけど、正直そんなにハマれるのかな、というのが最初の感想でした。
……ハマりましたよ。見事に。
今でもキツイと思います。ですが、大ハマりです(笑)。
某テトリスやグンペイ並みに中毒症状が出ます(笑)。パズルゲームじゃないのにね。
戦争や戦闘などに関する定義が異様にしっかりしていて、そういうことに対しての説得力がもの凄くあります。それはもう哀しいくらいに。
いつでも死と隣り合わせだという事を無理矢理に嫌というほど認識させられ、その身で戦場に出て行かなければならない訳ですよ。怖くて怖くて、半泣き状態で初陣出ましたよ、私は(苦笑)。
しかし、緊張ばりばりの時のオペレーターの導きの言葉や司令の指示、そういったものを目の当たりにして、独りで闘っているんじゃないという事を強烈に認識しました。戦闘に出ない整備士ですら、彼らがいるから出撃できるのだと感謝してみたりして。
そういった方面の作りが素晴らしかったので、感情移入がもの凄く激しかったです。戦争という側面に感情移入してしまった場合に、ある種の中毒症状が出るような気がします。いや、キャラクターに対しても、かもしれませんが(笑)。
プレイヤーはひとりなのに、ゲーム中のキャラクター達が生き生きとしていて、本当に近くにいるのだと思えるゲームですね。感情の部分が上手いだけに、哀しい事の方が多かったような気もしますけど。(題材が戦争だし)
ですが、死にたくない、死んで欲しくないと本気で思えるゲームは、最近は多くないですよ。実感となって伝わってこないから。
うっかり仲間が戦死してしまった時に泣きながらリセット、リベンジに燃えるという(笑)。まあ、リセットができるだけ良いんですがね。
今でも不思議なんですけど。
なんでこんなにイタイゲームにハマってるんだろう……(笑)。
   
症例 中毒症状の例。
プレハブを見ると授業を受けたくなる。
角を曲がるたびに場面転回、誰かが出現しそうでビクついてしまう。
山やビル群を眺め、即高低差を算出。
うっかり気を抜くと、ところ構わず『危険、手動モード』でコマンドフェイズを実行してしまう。
○○国が○○国を攻撃、とかいうニュースを見て「ざけンなァッ!」と本気でいきり立つ。
突然何の脈絡もなく『あの人』の顔を思い浮かべてしまい、幸福状態に陥ってしまう。
だけならまだしも、にやついた顔を引き締めるのにかなりの集中力を要する。
普段の生活の中で『サムライ』『可憐』などの特定の言葉に対し過剰反応を示してしまう。
……等々の症状が出ているアナタ。鯨波のお友達です(笑)。