MOTHER2
機種:SFC
ジャンル:RPG
ストーリー:宇宙のどこかへと逃亡したはずのギーグが、再び地球を支配しようと戻ってきた。少年ネスの住むオネットの町のはずれに落下した隕石。そこに現われたのは、10年後の世界から来たという一見カブトムシのように見える不思議な存在、ブンブーン。彼が言うには、今ここに現われたギーグのせいで、10年後の世界は燦々たる有り様らしい。世界を救うために選ばれた4人の少年少女達。仲間を集め、世界に散らばる『ネスの場所』を探し当て、そこで8つの音を集める事で、ギーグを倒す手がかりが見つかる筈。今度こそ、侵略者ギーグを倒す事が出来るのだろうか……。
最終目標:システムは前作と一緒。8つの音を集め、侵略者ギーグを倒そう。
鯨波評:多くのプレイヤーを虜にした謎のビッグタイトルが、SFCになって登場。どんなにこれを待ち望んだ事か。2が出ると聞いてから●年、そう、この頃、糸井氏は赤城で埋蔵金を掘っていたのですよね(笑)。それが終わってようやく、陽の目を見る事が出来たのですよ。待ちに待ったこのゲーム、前作を上回るクオリティでまた魅せてくれます。さすがにSFC、舞台もシナリオもぐんと広がりを見せ、そしてMOTHERテイストを失わずにやってくれましたって感じです。
そういえば、某超人気タレント、キム●クを起用したCMで、新しいファン層も手に入れたようですね(笑)。いや〜、あのCMは忘れられない。ビデオにでも録っておくんだった。マジで。
システムが、相変わらず個性的なんですよね。特に戦闘が。フィールドがないマップは前作と同じで、今度は敵が見えている。森なんかに入ると行く先に敵が見えていて、近寄ると一気に攻撃態勢に入ってくるんですわ(笑)。好戦的な奴だと、そんなに近付かなくても寄ってくる。こわい〜〜〜。でも逆に、こっちのレベルが上がって強くなってると、レベルの低いモンスターは逃げ惑うようになる(笑)。袋小路とかにはまって、身動きできずにそれでも壁に向かって一生懸命逃げようとしているモンスター達は、そうなってしまうと可愛くさえありました(笑)。更にこっちが強くなってしまうと、戦闘シーンが発生しなくなったりもします。敵に近付くと、いきなりフラッシュして『YOU WIN!』と出て、経験値がもらえる。一撃で倒せるのが分かりきってるから、戦闘シーンが略されてしまうですね(笑)。
しかし、もの凄く見づらい敵もいてね(笑)。洞窟に入って、一見何もいないように見えるので安心して進んでしまうと、地面に散らばっていた小さな黒い点が一気に集まってくる! 何だ何だ、敵なのか!? と驚く間もなく現われる、アリアリファミリー達(笑)。その他、たしか、あれも黒い点だったような。あ、『あれ』って一応モンスターの名前なんですよ(笑)。形はゴキちゃんそのもの。確かあれのもっと強くなった奴で、あのあれ、というのもいたかな(笑)。この辺のネーミングセンスも光ってますねー。戦闘のもうひとつの特徴として、ヒットポイントがドラム式なのですよ。攻撃を受けると、ドラムが回転して数字が下がって行く。だから、HP90の時に100の攻撃を受けたとしても、普通のRPGなら即戦闘不能になるところですが、ドラムが回転している内に誰かが回復を使う事が出来れば戦闘不能を免れるという(笑)。随分助けられました。
ストーリーとしてはとても感動的なのですが、不思議ですね、ゲーム中の台詞は、長くて叙情的なものは少ないのですよ。だけど、物語そのものがとても印象深く残っている。言葉で語るのではなく、物語そのものがとても大きなストーリー性を持っていたのですね。漫画家とか小説家とか、そういうストーリーテラー的なものを目指す人は、参考にするといいかもしれません(爆笑)。
8つの音を集めるといった点では、まったく前作と一緒です。完成するとひとつの曲になるのが分かっているから、今度はどんな曲を聴かせてくれるのかとわくわくしながら集めてましたねー。いやー、今度のも素晴らしい曲で(笑)。音をゲットできる『ネスの場所』というのがどこも神秘的な場所で、それも楽しみのひとつでしたね。その場所から出てしまうのが勿体無くなるくらい。
今回は、キャラクターの個性も前面に出ていたので、キャラ萌えの要素も充分にありましたよ。私のお気に入りは、金髪眼鏡君のジェフ。前回の金髪君は、いわゆる戦闘が苦手なお坊ちゃんでパーティにひとりはいる『魔法の使えない力の弱い泣き虫足手纏い担当』ってやつだったんですが(もちろん、特殊な武器も使えたし、まったく役に立たない訳ではなかったですが)、今回のジェフ君は魔法は使えないし力は弱いけど、妙にクールで変な武器を使いこなすかっこいい奴でした(笑)。女性プレイヤーの人気も高かったみたい。しかも、後半になると強い強い。北の雪国で名門校の寄宿舎育ちというのも、なんかそそられるなー(おいおい)。
もちろん他のメンバーも、みんな素敵でしたね。素晴らしい出逢いに感謝したい。
このゲームのコンセプトというかなんというか、テーマは『このゲームを終わらせた時、大人は子供に帰り、子供は大人へと成長する』というものだったのですよ。まさにタイトルに偽りなし、ぜひオススメしたい感動の名作です。